山本さほ『岡崎に捧ぐ』感想。全アラサーが懐かしさで死にそうになる!
サブカルマンガ大好き!サブカル女子たっつん(@tatsuun7)です。
このマンガがすごい! 2016にランクインしていた『岡崎に捧ぐ』を読んだんですが…
90年代に子供だった全アラサー、懐かしさで死にそうになるやつやーーー!!!
第一話がnoteで読めるので、ギリ昭和のアラサーはぜひ読んでみて下さい!
- マンガ『岡崎に捧ぐ』あらすじと感想
マンガ『岡崎に捧ぐ』あらすじ
新しい世代の「女の子友情物語」、始まり!
2014年にWEB上で公開され始められるや、各界著名人の称賛を浴びるなど瞬く間に話題を呼び、短期でページ1000万ビューを記録した人気漫画がついに単行本化!!
作者・山本さほさんが、実際の幼馴染み・岡崎さんとのちょっと特殊な友情を描いた“超プライベート”なふたりの歴史。
出会いは小学生時代の1990年代。スーパーファミコン、たまごっち、プレイステーション……懐かしいたくさんのゲームやおもちゃ、笑いと涙のエピソードが、私たちみんなが持つ普遍的な記憶を呼び起こします!
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『岡崎に捧ぐ』ネタバレ・感想
マンガ『岡崎に捧ぐ』は、著者の山本さほさんの幼少期を描いたマンガエッセイです。
元々はnoteで掲載されていましたが、人気が出て現在は4巻まで単行本化されています。
以前、読んでみたい漫画ランキングに入れていた作品なんですが…
あ~~~!!!
これセンチメンタルで死にそうになるやつ〜〜〜!!!!!
1990年代頃のカルチャーが色々でてくるんですが、85~90年生まれぐらいの25歳〜35歳くらいの方だったら、懐かしさで確実にやられるやつ。
例えば、小学校の頃の友達との過ごし方や作品内に出てくるアイテム、おもちゃなどが私の小さい時に流行していた物とドンピシャ!
かみつきばあちゃんとか、ビーダマンとか出てくる。いや、懐かしすぎて泣けるんやけど。
特にセンチメンタルでやられそうになったのが、このシーン。
らんらんらんどぉぉおおお!!!
子供たちの楽園、らんらんらんど。ここにくれば大抵誰か友達がいた。
小学生の頃、めちゃくちゃ仲良かったYちゃんという友達がいて、学校が終わってからほぼ毎日Yちゃんと遊んでいた。
学校でバレーのパスをするか、Yちゃん家でボンバーマン4で卵集めするか、らんらんらんどに行くという3択ローテ。
当時の私にとって100円は物凄く大金で、その100円を引き換えに手に入れたメダル11枚をなんとか増やすのが私達のミッションだった。
当時はメダル数が書かれたキャラをボタンを押して倒すというゲーム機が多く、子どもたちの間では「連打するとキャラが倒しやすくなる」という噂が流れ、ボタン連打しすぎるあまり壊れてしまった機体などがあった。
今考えると、さほさんと同じく「何が楽しかったんだろう?」と思うけど、当時はこのゲームがめちゃくちゃ楽しかった。
メダルに夢中すぎて、地面に落ちているメダルを必死で拾うという恥ずかしい事も平気でしていた。子供だったから許して。
ちなみに私がハマったメダルゲーはカエルの葉っぱにメダルをのせるゲームと、ぶっ飛びストライカーとどぼちゃん。懐かしい…。
この『岡崎に捧ぐ』読むだけで、子供のころの記憶が次々に溢れ出てくる。
その他にも、マリオペイントで謎の「アッフン」を大量に配置して楽しむくだりとか、わかりすぎてつらい(笑)
そして、メインのペイントよりミニゲームのハエたたきに熱中するというのも、マリオペイントあるある。
2017年に見ても、やっぱりアッフンはキモい。笑
空前のたまごっちブームに便乗した「ぎゃおっぴ」を探しに行く話は、もう胸アツ展開すぎ。
この頃、たまごっちブームでどえらいことになっていたので、模倣品でまくりだった時代だったんですよね。
たまごっちの模倣品のぎゃおッPiの模倣品ダイノくんが出たりと、中々カオスな事になっていたっけ。笑
家がお金持ちでお嬢様だったOちゃんが、たまごっちの白と黄色の2個持ちしているのを見た時は「お金持ちって凄ぇ…!!!」と子供ながらに思った記憶がある。
その時、私の中でたまごっちの所持数=お金持ちかどうかを判断する基準となった。
くそ分厚いブルーの大技林をめくりながら、色々な裏技を試しまくったのもいい思い出。
今のゲームって技術が進歩してるから、バグ技とかもなかなかないのかな?
開発者が予期していなかったバグや裏ワザを見つけた時のあのワクワク感。
そう考えるとバグのないゲームってちょっと寂しい気もする。
岡崎に捧ぐ(1)
オタクの兄がときメモ3を持っていたので「なにこれー!オタクっぽくてきもーい」と思いながらも試しにプレイしてみたら、ポリゴンで動く女の子たちに感動。
ミステリアスなキャラが好きで、クールな神条さんを必死で口説き落とそうと、兄よりも熱中してプレイしてたっけ。笑
ゲーム機を持ってるというだけで、対して仲良くない友達の家に転がり込むという技、私もしていたからクスッとしてしまった。
こんなに懐かしくて、笑えるコミックエッセイは初めてかもしれない!
『岡崎に捧ぐ』2巻では、中学生に成長した2人が描かれます。
思春期に突入する山本さんがブラジャーで四苦八苦する話や、中学生になっても相変わらずゲーマーな2人。あるあるだらけで本当に面白い。
岡崎に捧ぐ(2)
カルチャーの話に懐かしさを感じるのはもちろんながら、主人公のさほさんがトリッキーでユニークなので学校生活での話がとにかく笑えるんですよねー。
岡崎さん家のヘンな両親も面白くて。こんな友達いたら毎日楽しかっただろうなぁ。
今は絶滅してしまったブルマの話、人生ゲーム、MOTHER、バトエン、ときメモ、ジャンケンマンフィーバー、ポケビ、トイレの花子さん、特ホウ王国、ハイパーヨーヨー…
世代の人なら、ワードを聞いただけでも懐かしさで苦しくなるはず。
懐かしさが溢れ出してくるのと同時に、あの頃仲良かった友達の顔を思い出す青春コミックエッセイでした。
まとめ 読み終わると、きっと昔の友達に会いたくなる
以上、『岡崎に捧ぐ』感想でした!
1〜3話まではnoteで読めるので、気になったアラサーの方は、ぜひ試し読みしてみて下さい!
絵も可愛くて読みやすいので、ぜひ!
中学生になって、お洒落と恋愛に目覚めてすっかり疎遠になってしまったYちゃん。
今どこで何してるかなー。元気にしてるといいなー。