いい夫婦の定義って？マンガ『1122』感想、ネタバレ
たっつん/イラストレーター
1mm
ニート男のくも膜下出血、壮絶な体験を描いた漫画『くも漫。』（ネタバレ、試し読みあり）
たっつん/イラストレーター
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こんにちは、サブカル漫画好きなたっつん（@tatsuun7）です！
Twitterで「くも漫。が映画化！」というツイートを見かけて気になったので、noteで試し読みしました。
読み終わった感想。
なにこれ、めっちゃおもろい。
シュールなイラストがくも膜下出血の症状の恐ろしさを狂気的に表現しているところや、親戚から怒涛の追及を受ける爆笑シーン、そしてラストの感動に至るまで、笑いあり涙あり…！
面白くて、一気に最終話まで読んじゃったーーー！（笑）
主人公が突然病気発症して病院へ運ばれる下りは、男性からしたら一番の恐怖シーンなはず…！（色んな意味で）
この記事でわかること
- くも漫。あらすじと感想
漫画『くも漫。』あらすじ
突然、くも膜下出血発症してしまった、アラサー半ニート男性の日々と闘病生活をつづったコミックエッセイです。
29歳の時に「くも膜下出血」を発症し倒れた著者が、当時のことをありのままに描く異色のドキュメンタリー。
くも漫。 中川学 | トーチ web | note
漫画『くも漫。』感想・ネタバレ
臨時講師の職についていた中川さん。
しかし仕事は続かず、半ニートになります。
堕落した日々を過ごしていたある日、父の紹介から再び教員の職につくことになりました。
堕落から再生への道をたどり「働くって、いいなぁ」と思えるくらいに、社会復帰していました。
しかし、ここから再びドン底に転落していきます。
社会復帰して、余裕が出た主人公はすすきのへ立ち寄ります。
お店で体験する、天国のような時間。
しかし、その天国も長くは続かず…。
突如、バットで後頭部を殴られたような感覚に襲われます。
星野源さんも2012年にくも膜下出血発症して、当時の発症当時・闘病生活の事を『蘇える変態』で
「バットで頭を殴られたような痛みののち、立てなくなった」
「拷問のような頭痛。もう耐えられない。窓から飛び降りて死んでしまいたい」
って書いていましたね。
星野さんはレコーディング中に発症しましたが、中川さんの場合は、発症場所がなんとも悪かった。
そのおかげで、色々地獄な展開になっていきます…笑
その後、見舞いに来た家族・親戚を交えて病室で繰り広げられる推理シーンは、面白すぎて腹筋崩壊…！！！（笑）
もぉーーーみんな早く帰ってーーー！！！
クツなんてどうでもいいやろーーー！！！
おい、ちさおばさん、名推理やめれーーー！！！笑
人の体験なので笑いながら読めるけど、これ自分自身やったら割とホラー展開。笑
そんな笑い要素もたっぷりな『くも漫。』
くも膜下出血闘病生活中の描写、マジで怖い。
いやぁああああああ
読んでるだけで脳みその痛みが伝わってきそう…。
っていうか、くちびるマン怖いよ！！！
堕落、再生、転落、そして再び再生への道へ歩み始めていく中川さん。
堕落していた人が再生していくストーリーはやっぱり感動しますねー。
日常を取り戻してからの彼は、また堕落した日々を過ごすことになるんですが、死を現実のものとして体験したおかげで死生観がガラリと変わりました。新しい日々を歩み始める為に一歩を踏み出します。
「どうせ死ぬなら」
前半は爆笑シーン多めなんだけど、退院してから父親が母親に言った言葉、そして最後のシーンはぐっときて、思わず涙してしまいました。
まとめ 健康に生きることの尊さ
以上、『くも漫。』の感想でした！
「死に直面すると、人生観が180度変わったり、眠っていた能力が開花する」なんて言うけど、この作者の絵のタッチ、表現、ストーリー展開。才能が爆発しまくってます。
「最近、人生うまく行かないなー」って悩んでる人におすすめしたい、笑えて泣けるコミックエッセイです。
映画『くも漫。』もどうぞ！
ABOUT ME
元々、職歴も貯金も恋人もいないフリーターから、ブログをきっかけにフリーランスに転身。
そして、気づいたら一度は諦めたイラストレーターにちゃっかりなってました。
夢だった書籍イラストのお仕事をしています。
