登山初心者が屋久島トレッキングに挑戦!登山ルートと登山レポ紹介
こんにちは、屋久島登山初体験のたっつん(@tatsuun7)です!
今回は、人生で初めて屋久島登山に挑戦してきたので、登山レポを紹介します!
屋久島登山、楽しかったけどめっちゃしんどかったですね…。しばらく登山はいいや…って思うほど…。笑
屋久島登山前に準備すべき持ち物を紹介した【屋久島準備編】は、以下からどうぞ。
今回、屋久島登山道は、定番の縄文杉コースを選びました
屋久島は、全部で4パターンのコースから登山することができます。
- 縄文杉コース
- 白谷雲水峡コース
- モッチョム岳コース
- 黒味岳・宮之浦岳コース
もののけ姫の舞台の白谷雲水峡と迷ったんですが、やはり初回ということで定番の縄文杉コースを登ることにしました。
わくわくしながら、縄文杉コースの登山時間を調べてみると…
縄文杉コースの登山時間は、約8〜10時間。
8時間歩き続けるって、修行かなんかかな…?
てか、登山好きな人って絶対ドMやん(確信)
頂上まではかなり歩くことになるので、片道4時間の早い人で往復8時間ほど歩き続ける事になりますね。
登山初心者の屋久島登山レポ!各コースを写真つきでご紹介
では、初めての屋久島登山レポ書いていきます。
出発前からトラブル発生!お弁当屋とバスで困惑。笑
宿泊していた『ガラッパと健吉』を4時半頃に出て、登山口へ向かう途中で前日予約していたあさひ弁当でお弁当をもらうことに。
初めは「コンビニの弁当を買っていこう」と話してたんですが、やっぱり当日作られたお弁当食べたいよね〜。山頂で食べたら、絶対美味しい!
と、お店に着く前からウキウキしていたんですが、前日に登山レンタル店のメガネさんが立てたフラグに、まんまとハマリます。
メガネさん「あさひ弁当と日の出弁当が、名前が似ててわからなくなるんだよねぇ」
私&友達「いやいや、それは忘れないでしょーwww」
なんて言ってたのに…言ってたのにっっ…。
車でお店に向かってる道中、お弁当を予約してくれた友達がぽつりと一言。
友達「あれっ…?予約したの日の出やっけ…あさひやっけ…?」
まんまと忘れとるがなーーー笑
朝4時起きなこともあって、頭が全く働かない2人。笑
バスの時刻もせまってて、アタフタしながらも「多分通り道だし、あさひだった…気がする!」と、勘であさひお弁当に向かったら、やはりあさひ弁当で予約してました。ほっと一安心。笑
(メガネさん、間違えるはずないよーとか言ってごめんなさい…笑)
無事にお弁当を受け取って、登山口までのバスが出る自然館に到着。
5時前ぐらいに着いたんですが、もうバス停は待ってる人でいっぱいでした。
屋久島山岳部車両運行対策協議会 – 登山者の方へ・・荒川登山バスの場合
5時発のバスも満員で、5時20分発のバスに満員一歩手前でギリギリ乗れました。
ガラッパのオーナーさんが
「自然館から荒川登山口までのバスは山道をガンガン走って行くから、登る前に酔ってグロッキーになる人が多数いたよ。」
「だから、バスは絶対真ん中らへんの席に座ること!間違っても一番後ろだけには座るな!!!」
と言ってくれてたのに…言ってくれてたのに…(フラグビンビン)
座席、まさかの一番後ろ。
これには、友達と思わず苦笑い。笑笑
オーナーさんが「酔い防止に、ずっと目をつぶっておけ!絶対に目を開けるな!」って酔い止めの方法を教えてくれていたので、酔うことなく無事に登山口に到着しました!
登山口到着して、とりあえずパシャリ。
早朝すぎて、テンションゼロ。
そうそう、屋久島って、1ヶ月に35日間も雨が降る場所なんですよ。1ヶ月の概念超えるぐらい雨が振る場所だと言われています。
それほど雨が降ると言われてる屋久島で
2泊3日中、2日間晴れ。
しかも超快晴。
登山の日も雲ひとつないくらいの晴天で、最高の天気でした。
やっぱ私、晴れ女やわ〜〜〜♪
定番の縄文杉コースを登っていくことに!
ルートは、縄文杉を目指すコースを登ることにしました!
- 荒川登山口
- 大株歩道入り口
- ウィルソン株
- 大王杉
- 縄文杉
というルートを経て、登っていきます。
大株歩道入り口までは、廃線となったトロッコの枕木を踏みながら歩いていきます。
マイナスイオンがすごかったーーー!ぶわぁーーーって!
枕木の間隔がチグハグで歩きにくく、前日の雨でグズグズになった足場によたよたする元運動部の私。
そんな私を尻目に、サクサクとテンポよく歩く元演劇部の友人。
う、運動部の意地見せたるでぇえええ!!!
演劇部に負けてられへんでえぇええええ!!!
ま、負けへんでぇええ…!
…ちょ…ま、待って…まっ…
この辺から、ずっと友達の背中見てた。早すぎ。
日頃の運動不足がたたったわ…。
常に私が「ま、待って…そ、そろそろ休憩しよ…」という感じでした(笑)
野生の親子鹿と遭遇!人馴れめっちゃしてる…!
「鹿とか見れたらいいなー」って友達と話してたらほんとに遭遇出来た。
警戒心ゼロ!!!
ゼロっていうか、素無視。
私達が近くで写真パシャパシャしてても「…勝手に撮れよ…」みたいな目つきで草をむしゃむしゃしてました。
鹿さんきゃわわ〜。んで、意外と人慣れしてるんやなぁ〜
幸運な事に、鹿の親子にも遭遇しました!
(写真下手すぎて2匹を上手に写せなかったw)
バンビきゃわわああああああ〜!!!
さすがにこっちは子供がいるからか、ちょっと警戒心が強く、子供を守るような仕草をずっとしてました。
奈良で鹿見たけど、奈良の鹿と全然顔つきが違う。
屋久島の鹿めっちゃイケメンなんよね。
なんていうか、優等生感み溢れてました。育ちの良さみたいなのが表情に現れてた。
奈良の鹿結構凶暴やもん。笑
目の前に広がる大自然に、ただただ圧倒される
柵のない吊り橋を恐る恐る渡っていくと、目の前に広がる壮大な景色。
もののけ姫のヤックルがぴょんぴょん石を飛び移るシーンを思い出しました。
転がる岩もめちゃくちゃでかくて、自然の偉大さに、ただただ圧倒されて。
ってか、岩とかでかすぎて、ちょっと怖かった。笑
宮崎駿が、もののけ姫を作る為に何度も足を運んだとされる屋久島。
屋久島の壮大なエネルギーに触れて、あの名作が生まれた理由にも納得しました。
大自然にただただ圧倒されるし、ほとばしるエネルギーとパッション…!
杉って台風とか自然災害で折れちゃう事があるんだけど、それでも中からまた新しい幹が生えてきて二代目、三代目へと成長を託しながら、ぐんぐん太陽に向って伸びて行くそうだ。
これが三代目Jyoumonsugi Soul Brothers…!
温厚に見えて、実は内に秘めた貪欲で燃えるような生命エネルギーを感じて、ゾクゾクする。
自然の装飾。天然のアート。
ドラゴンの横顔みたいな木。
大株歩道入り口に到着!本格的な山道に。
2時間ほどかかって、中間地点の大株歩道入り口に到着!
ずっと続いたトロッコ道も終わり、ここから本格的な山道になります。
ここにトイレがあるので、休憩などを済ませて、本格的な登山スタート!
道無き道をテクテクと歩んでいきます。
で、山道に入って、即効。
え、なにこれ。めっちゃしんど。もう登りたくないんやけど。
トロッコ道は平坦なので、比較的楽なんですが、山道入った途端、難易度としんどさがグッとあがりました。
普段パソコン作業ばっかしてる不健康女には辛すぎた〜〜〜(笑)
屋久島「あ?元運動部?おらおら、ご自慢の体力と運動神経で登ってみろよ!」
と言わんばかりに攻めてくる山道。
登っても登っても縄文杉は見えそうにない。
おまけに屋久島はアップダウンが激しいので、一生懸命登ったと思ったらまた下らされてまた登るの繰り返し。
「せっかく登ったのに、また下るのか…」で結構メンタルをやられ。
ずっと上りならまだしも、これが精神的に結構きつかった。
メンタル死にかけの私。
一方、元演劇部の友人はというと。
「あーー!!!なんかクライマーズ・ハイかもーーー!!!ちょーー楽しいぃいーーヒャッハー!!!」
謎のハイテンション。ちょっと引いた。笑笑笑
登山には精神面の強さ、弱さが顕著に出てくるみたいですね…。
辛すぎて、
私「もうイヤ、登りたくない。縄文杉がなんやねん。ネットで調べてほぇ〜すご〜いって見るわ」
なんて思い始めてた。メンタルの弱さ丸出し。
宿のオーナーが「登山は修行!!!」って言ってたんですが
なんで自発的に修行しにきてんの?帰りたいし
と、登山を選んだ自分自身と屋久島に対してめっちゃキレてました。笑
やっぱり登山はストイックな人のする趣味だと、ゼィゼィ息切らしながら、鉛のような足を引きずりながら登っていると、やっとウィルソン株に到着。
女性に人気!パワースポットのウィルソン株でハートの写真を撮ろう♪
圧倒されるくらい大きな株を見ながら、ようやく休憩。
ちょっと休憩。
ただのお茶が、めちゃくちゃ美味しく感じる〜〜〜(涙)
近くにいたガイドさんが、ツアー参加者の方にこんなことを言ってて。
ガイドさん「登山って修行であり禁欲的な行為なんですよ。水分も限られているし食事も持っているぶんだけ…。汗だくで気持ち悪くてもお風呂にも入れない…。で、そうやって封じられた欲求が登山を終えて、家に帰った時に爆発する感じがたまんなくって…。風呂気持ちいぃいい!!ビール超うめぇええっ!で、またその感覚を味わいたくって登っちゃうんですよね、フフフ!」
それを聞いて、「あぁ、やっぱ登山好きってドMやな…」と再確認しながら、大自然の中でまどろんでました。
ウィルソン株の中に入って、写真を撮ることに。
ウィルソン株の中から外を覗くと、ハートの形が!!!
女性に人気のパワースポットだそうです。
これ、フェイスブックで投稿したらめちゃくちゃ拡散されるやつや(笑)
待受にしたら「恋愛運が〜♡」とかいうやつね(笑)
友人が、株に住む小人みたいになってる。カワイイ。
少し休憩して再び登り始める。
ウィルソン株を過ぎて、またすぐに尽きる体力。
持参していた塩キャラメルを食べながら、体力をなんとか保ちつつ。
ただの塩キャラメルがめっちゃくちゃ美味しく感じるくらい疲れていたし、日差しもきつくなってきて、ほとんどグロッキーだった。
12時前〜 お昼ご飯タイム
12時も近づいてきて、体力もゼロに近かったので、ようやくお昼ごはんタイムに。
普通のお弁当がサイコーに美味しい。あれ、焼き鮭ってこんなに美味しかったっけ…(涙)
体力もつきかけやし、食べるのに必死で写真撮りそびれたのが、残念…。
お昼ご飯を食べながら、さっきのガイドのお兄さんの言葉を思いだす。
「普段こんなに美味しい物食べてるんだなぁ、登山に来なければ気付かなかった。」
食べることへの感謝をしみじみ感じながら、おにぎりと鮭を交互に頬張って。
私達の近くにいた人たちが、ラーメン作ってたのめちゃくちゃ羨ましかった…。
絶対美味しいに決まってるやんか…。
腹ごしらえを済ませて、再び登山スタート!
登山スタートから4時間。メインの縄文杉に到着!圧倒的存在感にただただ感動!
「縄文杉まだかよ…あぁ…もう無理…休憩したけどもう足あがらない…」
って、ギブアップしかけてたら
あっ!?!?!?!
ああああああああああ!!縄文杉ぃいいいいいやああああ!!!
めっちゃ太い!圧倒的存在感!!!
縄文杉の迫力と、目的地に到着したことに感動。笑
ただちょっと、縄文杉までが遠いんですよね…。
以前は、縄文杉の近くまで行ける歩道があったみたいなんですが、私が行った時には工事中で撤去されていました。
近くで見ることはできなかったけど、それでもやっぱり実物の迫力はすごい…!!
他の杉は、天気や台風の影響で途中で折れてしまい、二代目、三代目の新しい幹が中から育ったものがあったんですが、唯一、この縄文杉だけは折れることなく、ひとりでしっかりとそびえ立っていました。
めっちゃかっこいいぞ、縄文杉。タフネス。生命力をヒシヒシと感じた。
一人でも立派に堂々と立ち続ける力強さと、こんなに大きくなってもまだまだ貪欲に成長を続ける姿を見て「私もこんなかっこいい大人にいつかなりたいなー」と。
友達と「縄文杉男子を主役にした、小説を書こう!」と盛り上がって。
文杉縄とウィルソン(金髪ハーフ)のドタバタラブコメディ。笑
デートの約束をするも、毎日雨ドシャ降りでなかなか会えないっていう「それ誰が読むねん」なお話に。
16時〜 無事に下山!なぜか下山中に訪れるクライマーズ・ハイ。笑
縄文杉を無事見た安心感からか、下山中にようやく私にも『クライマーズ・ハイ』なるものが訪れました。
下山中にハイになっても困る。笑
下山途中、足を少し滑らせて足首くじいてしまったんですが、その痛みも感じず、ただただ2時間ぶっ通しで歩き続けました。
少しだけ時間を押して、下山口のバス停に着いたのは16時ごろでした。
既に体のふしぶしが痛くて辛かった。筋肉痛来るの早すぎない?笑
でも、不思議な達成感に包まれながら、帰りのバスに乗車しました。
猫がいる「尾之間温泉」で体の疲れを癒やす
出典:屋久島 尾之間温泉(おのあいだおんせん)
下山してそのまま、ガラッパオーナーに教えてもらった尾之間温泉へ。
ヘロヘロの体を引きずりながら、中にはいると、受付に猫がいてテンション上がりました。
受付に猫がいる銭湯ってヒーリング効果、最高すぎん?
店の方や島の人のゆるさ具合も、最高によかったです。
ただし、お湯は激熱です。
ここ、ダチョウ倶楽部でも入るの無理なレベル…。笑
この尾之間温泉は、源泉のお風呂なので普段から熱めの温度らしいんですが、常連さん曰く、最近起きた噴火の影響で更に熱さ増してるそうです。
「あああああああ〜〜〜〜〜!!!(熱い!)」
って叫んでたら「水で薄めながら入るんよ!」と親切な島の人に教えてもらい、早速試すものの薄まるとか薄まらないとかいうレベルじゃなく熱い。
私(いや、ムリやて。こんなん常連さんしかムリやて…)
って心折れてる私を横目に、「あ〜気持ちいい〜!!!」とためらいなく肩までザブンと浸かる友人。
なんなん。タフかよ。
激熱の温泉で体の疲れを癒やしながら「登山は…しばらくいいかな(笑)」と思った2015年の夏でした。
尾之間温泉アクセス情報
住所 | 〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間1293 |
電話番号 | 0997-47-2872 |
まとめ 屋久島初登山でドキドキしたけど、楽しかった!
以上、屋久島登山レポでした〜♪
登山はしんどかったけど、縄文杉はやっぱり圧倒的存在感でよきでした〜〜〜〜〜!
でも、しばらくは登山もういいかな…(笑)
登山お疲れ様です。写真見る限りサブカルさんて結構胸ありそうですね
ドブ板ドブ男 (id:unakite526)さん
コメントありがとうございますー
こんな素敵な大自然の写真いっぱい載せたのに、そこ…?笑