【書評】メンタリストDaiGoの本『ワンコイン心理術』サクッと学べる心理学本!
こんにちは、メンタリストDaiGoファンのたっつん(@tatsuun7)です!
先日、Amazon欲しいものリストからプレゼントしていただいた『ワンコイン心理術』読みました!
2016年9月に発売された、メンタリストDaiGoさんの本です。
どなたが送ってくださったかわからないんですが、めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪
さて、本書の内容は
- 営業で売り上げを伸ばす心理術
- 上司の心を掴むプレゼン方法
- 恋人、夫婦間で喧嘩しないコミュニケーション方法
ビジネスシーンで使える心理術から恋愛心理術まで、幅広く紹介されているので、仕事でもっと成功したい社会人におすすめの本です。
ということで、早速『ワンコイン心理術』レビューしていきまーす!
- 営業成績を伸ばしたい人
- プレゼン能力をあげたい人
- 上司に認められたい人
メンタリストDaiGo『ワンコイン心理術』感想
ワンコイン心理術は第4章あります。
- 人の心理を読み、コミュニケーションを制する
- 異性の心をわしづかみにする心理戦略
- どんな状況にも動じない自分に変わる
- 思い通りに人を動かし、結果を出す
第二章以外は、ほぼビジネスシーンで使える術ですね!
更に、内容を細かく見てみると、
「会議の時に、自分の意見を通しやすくする方法」
「締め切り前の急いでる時にこそすべき事」
「YESを引き出すドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」
「自信が湧いてくるAs ifの法則」
など、心理学を学んでいる人なら聞いたことがあるベーシックな内容から、会社でのストレスを軽減する術も紹介されています。
あとは、DaiGoさんが仕事で結果を残すために行っているライフハックやアプリの紹介もありました。
ビジネスマンなら、読んでソンはしない内容です!
では、ワンコイン心理術の中で「ブロガー・デザイナーの私が使えるなー」と思ったテクニックを抜粋して紹介していきます。
①本名案の劣化版を作ると、本命を選んでもらいやすくなる
A案、B案、C案と3つの案がある時、上司や取引先にA案を選ばせたい時に使えるテクニックです。
まず、知っておいてほしいのは、人は物事を選択する時には、何か比較できるものがあるほうが選びやすくなるということです。
ワンコイン心理術 p.44
そこでA案を選ばせたい時に大切になるのが、A案の劣化版を作ることです。雰囲気はA案に似ているけれども、明らかに完成度はA案に劣る案(A’案と名付けます)を作って示すのです。
ワンコイン心理術 p.45
「A案、A’案、B案」と並べられると、人は比較が簡単なA案とA’案を比べて「これはA案のほうがいいな」という判断を下します。
複数の中からひとつを選ぶって、結構エネルギー使うんですよね〜。
判断基準がないと、選ぶのに時間がかかるので。
そこで、3つの中にA案の劣化版のA’案をいれることで、必然的にA案とA’案が比較される構図を作り出します。
そして、実質B案が排除されることになって、A案が選ばれる確率は二分の一になり、選ばれる確率があがるんですね。
更に、A’案はA案に比べて劣化しているので、A案が選ばれる確率は更に高まるというテクニックです。
つまり、この方法を使えば、A案が選ばれる確立を意図的にあげられるんですね。
実際、プレゼンや企画作るときって、全部良い案を作っちゃうよね…。
「全ていい案の中から、どれか選ばせたい」って思いやすいけど、でも、それじゃダメなんですよね。
「この企画絶対通したい…!」って案があるなら、本命案に似た劣化版を入れることで本命案が選ばれる確率を意図的にあげましょう。
②自分で決断したと相手に思い込ませる
商品をゴリ押しするような強引な営業は、お客さんや読者をうんざりさせてしまいます。
子供の頃、そろそろ勉強しようかなと思っていたところに、親から「マンガばっかり読んでいないで、早く宿題を片付けなさい」などと言われて、すっかり机に向かう気持ちが失せてしまったということはなかったでしょうか。
ワンコイン心理術 p.51
あーーー!!!あるある!あったよ!
「うるさいな!今やろうとしてたし!」とか言ってた!(結局やらないんだけどw)
人は他人から強いられた事に対して、強い拒否反応を示すんですね。
例えば、洋服屋に行ったら店員が
「お客様、お似合いですよ〜〜!」
「こちらの商品、今売れてまして〜」
ってガンガン話しかけてきた時、「ウザい」って思ったことありませんか?
私はそういう店員さん苦手なので、そそくさと出ていきます。笑
ちなみに、アパレル業界に務めてて店舗の売上成績1位の友達が
「お客さん来たら、まずは泳がせて様子を見る」
って言ってました。友達すげぇ。笑
営業マンや販売員の仕事は、お客さんを「この商品だったら買っても良いな」と思う気持ちにさせた上で、実際に買わせることです。また、親であれば子供を自らすすんで勉強させる気にさせる必要がありますし、上司であれば部下が主体的に仕事に取り組むように仕掛けることが求められます。つまりこちらが望む方向へと、相手をうまく誘導させていかなくてはいけません。
ワンコイン心理術 p.52
これブログ運営にも当てはまるんですが、売り上げを伸ばしてるブロガーさんほど、この誘導がとてもうまいんですよね。
ただアフィリエイトのリンク貼って「押すの待ち」じゃ、絶対誰も買ってくれませんし。
心に刺さる文章をばら撒いていって、リンクまで興味持つようにじっくりじっくり誘導させていって、興味が最大に高まった所でリンクが貼ってある。
そして、ポチッと押してしまうわけです。
「買って買って!」とゴリ押しするわけじゃなく、気になって押してしまうところまで興味や感情を高められる人が、収益も伸ばせるブロガーになっていくんだなと。
ブログで稼いでる人は多分営業マンになっても、バリバリ成績残せる人!
③矛盾する認知がある状態に、人は耐えられない
3つ目は、ビジネスシーン&恋愛心理学テクニックとしても使える術です。
例えば酒を飲んでつい気が緩んでしまい、まだあまり親しくないAさんに深めのプライベート話をしてしまったとします。酔いが冷めてから、そのことに気づき始めました。
ワンコイン心理術 p.61-62
こんなとき私たちは頭のなかで、以下のようなつじつま合わせをしようとします。
「私はなぜ、そんなに親しいわけでもないAさんに、あんなプライベートな話をしてしまったのだろう。本来人は、親しい人にしかプライベートな話はしないものなのに…。いやいや、そうじゃない。自分はもともとAさんに親しみを感じていた。だからあんな話をしたんだ」と。
つまり人には「親しい人にはプライベートな話をする」のと同時に、「プライベートな話をすると、その人のことを親しいと思い込もうとする」という習性があるんですね。
人間っておもしれー!
アメリカの心理学者であるレオン・フェスティンガーは「人の心の中に、二つの矛盾する認知がある状態を不快に感じる」と提唱し、こうした状態を「認知的不協和」と名付けました。
ワンコイン心理術 p.62
私達は、認知的不協和を抱えたまま生きていくことには耐えられません。
つまり、営業でお客さんとの距離を詰めたければ、ちょっと踏み込んだプライベートな話をしてみるとか。
恋愛なら、好きな人と距離を詰めたい時に自分からプライベートな話題を話してみるとか。
人は自己開示をされると、その相手に対して安心感や親近感を感じるようになるので、仲良くなりたい相手には、自分から自己開示していくのが最短で距離を詰める方法ですね。
好きな人には、自分から自己開示するといいよね!
(元カレが〜とかは引いちゃうから、できれば軽めのネタから)
④自信ありげに振る舞うと、本当に自信が湧いてくる
実際に実践してみようと思ったのが、こちらのテクニック。自分に自信のない人におすすめの心理術です。
大事なプレゼンの場面でも、「この提案を聞いたら、みんな諸手をあげて賛成するに違いない」という絶対的な自信がある時には、人はあまり緊張しません。けれども同じ人物でも「もしみんなから、自分の提案を否定されてしまったらどうしよう」という不安がある時には、強い緊張感を覚えます。
ワンコイン心理術 p.141-142
では「自信はないんだけど、緊張はしたくない」という時にはどう対処すればいいのでしょうか。
それは例え自信がなくても、それでも自信ありげに振る舞う事です。なぜなら自信ありげに振る舞っているうちに、本当に自信が湧いてきて、緊張感もなくなるものだからです。
さっきの認知的不協和にも共通してますが、先に自信があるフリをすれば、矛盾した状態に人は耐えられないので、次第に「自分は自信がある」という気持ちになっていくんだとか。
そして、振る舞いも堂々としたものに変わっていくんですね。
自信をつけたいなら、先に自信があるフリをする。そうすれば、自信はあとからついてくる。
昔、学校の先生に「ハッタリは大事やぞ」って言われたの思い出した。
⑤外向的か内向的かは、生まれつき決まっている
「傷つきやすい部下への効果的な対処法」という見出しの中に、外向的か内向的かは生まれつき決まっているので、それぞれあった仕事をすべきだと書かれていました。
元々、内向的な性格なのに、飛び込み営業や人前に立って宣伝させられたりしてストレス溜めてる人っていますよね。
きっと会社の上司は
「みんなこうやって成長していくんだ!」
「俺だって、そうやって乗り越えてきたんだよ!」
なんて言うけど、実はこれめちゃくちゃ非効率な方法なんですよ。
「最近の若い人は打たれ弱くて、ちょっと叱るとすぐにめげてしまう。困ったものだ」などと言う人がいます。でも私は「それは本当かな」と思います。
ワンコイン心理術 p.162
昔も今も傷つきやすい人は一定程度いたはずです。「最近の若いやつは」と嘆いている四〇代や五〇代の人だって、まだ若くて自信も経験もなかった頃には、上司から怒られる度にしょっちゅう傷ついていたかもしれません。でも、そのことを都合よく忘れていて、自分を過大評価したいだけ、ということも考えられます。
それぞれの人にあった特質があるので、成功したいならそこを伸ばすべき。
外向的な人が得意な作業があるように、内向的な人にしか出来ない得意な作業があります。
部下それぞれの長所を見つけて、仕事がスムーズに進むように上手く作業配分していくのが、上司の仕事とも言えますよね。
元々内向的な人を精神的に鍛えようとして、飛び込み営業をさせたところで、効果は期待できません。逆に精神的に参ってしまうことになるでしょう。私はむしろ内向的な人ならではの長所を活かすことを考えたほうがいいと思います。
ワンコイン心理術 p.164
内向的な人は、感性が豊かで、物事を深く捉え、新しいアイデアを生み出していくのが得意です。特に今の時代はビジネスの世界でも、発想力や企画力がより大切になってきているので、内向的な人が活躍できる場は多いはずです。そういう場を適材適所で設定していけばいいのです。
無理やり外交的になるのではなく、内向的だからこその長所を伸ばしていく。
個人的に、人気ブロガーさんは内向的な人が多いなと感じてます。
内向的な人でも、人気者になれるブログってサイコー!笑
まとめ 心理学をビジネスシーンに活かそう!
以上、ワンコイン心理術』を読んで「おもしろい!」と思ったポイントを紹介しました。
今回紹介したのは一部で、もっとたくさんの心理テクニックが掲載されています。
あと面白かったのは、上司のトリセツって西野カナの曲みたいな項目(笑)があるんですが、会社に嫌な上司がいて悩まされている人におすすめしたいテクニック満載です。
「逃げれば逃げるほど、上司は追いかけてくる」とか書いてて笑いました。笑
追いかけてくる上司て。貞子並に怖いwwwホラーやんwww
人と接するときや営業、接客する上で使えるテクニック満載のワンコイン心理術。ビジネスマン、営業マンにおすすめです。
気になった項目があった人は、ぜひ読んでみて下さい!
なんたって、ワンコインで読めますからね!
さらにプレゼン力、資料の文章力をあげて成績アップしたい人は、『人を操る禁断の文章術』がおすすめです!
私はこの本を読んでから、ブログで稼げるようになりました!