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漫画『東京タラレバ娘』4巻 ネタバレ・感想

『東京タラレバ娘』4巻 ネタバレ・感想

倫子の新しい彼氏、奥田さんから「映画の女優さんと同じ髪型にしてよ」と笑顔で言われ、倫子固まるという不穏な雰囲気のまま、終わった3巻。

4巻は、倫子の転落から復活までが描かれる巻でした。マンガって1巻が一番面白かったりするのに、巻を重ねるごとにどんどん面白くなっていくし、グサグサ胸に突き刺さってくるし…(苦笑)恋愛だけじゃなくて、アラサーの仕事や生き方についても描かれるようになってきたから、余計に自分に刺さるのかもしれないなあ。

でね、4巻読んでて心境の変化というか、KEYに共感することが多くなり始めました(笑)倫子たちなにしてんのさ…!っていう。笑

ということで、4巻の感想、ネタバレ紹介!

妥協できる女と妥協できない女

倫子に対して「女優さんと、同じ髪型にしてよ」と言ってきた奥田さん。早速女子会で相談するも、香と小雪は「顔も身体も性格もいいんでしょ?そのぐらい合わせてあげなよ」と。

それでも、彼色に染まり切れない倫子。違和感を抱えたまま付き合うことに。

次第に彼の言動が引っ掛かり始めます。事あるごとに映画の名前を出しては
「まだ見てないの?」
「これ見た?」
「この映画に出てた料理がさー」

…これはちょっとうんざりするね。笑

映画バーマスターとお客さんという立場ならほどよい距離感だったのが、恋人となるとちょっとウザい。必要に映画の名前を出してきて「これ見た?」と聞かれるのが、だんだん苦痛になってきた倫子。しかも映画の趣味は合わないと来た。(最悪じゃん)

ここまで、割と倫子に共感してきたのに4巻で「えー、倫子ないわ…」って思ったシーンがあって、それが映画バーでダークナイトを見るところ。

ダークナイトを再生する奥田さんに対して(出た!男は好きだけど、女が見ても全然面白くない映画ナンバーワン!)って…

えー!ダークナイト面白いやん!!!

恋人と映画見る時も、こういうアクションものばっかり見てましたよ。ヒースレジャーのかっこよさ、たまらんじゃないかーーー!恋愛ものよりもダークナイトみたいな作品が好きな女性もいるんだよ…。っていうか、私はSATCみたいな作品のほうが苦手。笑

この辺でちょっと「あれ…?倫子とは価値観が違うかも…」と思い始めた。私、男性脳なんだろうなぁ…。苦笑

倫子は奥田さんとの価値観の違いに気づいてから、ついに違和感がピークに。

女性は自分の人生を歩んでいても、いつか男性の人生を共に歩む決意をしなきゃいけない時がくるんだよね。結婚のために自分がこれまで積み重ねてきた価値観や地位も捨てるぐらいの覚悟。自分のためではなく、旦那さんや子供のための人生を歩み始める決意をしなきゃいけないってことで…。

私も妥協できない女だなぁ…。プロポーズされた時も、自分がしたいことを手放せなかったから。笑

倫子のセリフがまた刺さります。


「どっちがいいんだろうね、他に女がいても一緒にいて楽しい男と、私だけのものだけど一緒にいてもしっくりこない男。あたしは一緒にいてしっくりくる人なら、もうそれでいいや。」

これなぁ~~~~(笑)私も迷った時がありました。どっちのタイプの男性とも恋愛したけど、他に女性がいる男性との恋愛は楽しいけど心が摩耗するし、全然楽しくないけど私だけを大切にしてくれる男性との恋愛は、心穏やかでいれるけどそれはそれは退屈な日々で…。

いいとこどりなんて絶対できなくて、いいところ・悪いところそれぞれあって、どれを自分が取りたいか、それに尽きるよね。

すぐにでも結婚したいなら、そりゃ退屈だけど自分だけを大切にしてくれる人一択でしょうよ!笑

で、結局倫子は奥田さんと別れることに決めちゃいました。あらら…。

別れ話の際にも「こういう時、男は黙って引き下がれって、ゴッドファーザーでも言ってたしね」ってまた映画話を盛り込んでくる奥田さん…。笑
っていうか、男性に「映画何好き?」って聞いたら、高確率でゴッドファーザーかダークナイト入ってるよね…この映画には男のロマンが詰まってるんだろうか…(笑)

逃げるは恥だが、役に立つ

恋愛も、仕事もなにもかもなくなってしまった倫子。部下のマミちゃんに「仕事しましょうよ!」と説教される始末。

そんな倫子の状況を知ったKEYが、地方のネットドラマ企画を持ってきて

KEY「やれ、あんたがこのドラマの脚本を書け」

と、倫子にその企画を持ってきます。(神様じゃん…)

最初は「なんで、私がこんなショボい仕事を…」とバカにしていた倫子も、北伊豆の制作チームの人たちの熱意に触れ、

倫子「ダメだ、この人たちより頭の中古いわ。小さな企画だからってバカにして見下して、大事なこと忘れてた。」

初心に帰ったことでクリエイターとしての熱意を再び取り戻し、ネットドラマ企画の仕事に本気で取り組み始めます。

仕事しよう
どんなに小さい仕事でも、あの人たちの言うように
今の時代はそれに無限の可能性がある
こんな田舎のあんなおじさんたちがそのビジョンを持ってるのに
私は一体何を見ていたんだろう

東京のど真ん中って自分を見失いがちだ
くるくるかわるでっかいビルのでっかい広告
見出しだけキャッチーな誰が書いたかわからないテキトーなネットニュースを見ながら
次々出来てはすぐに潰れる流行りのカフェでお茶をして
高いお金払って食べたケーキの味もすぐに忘れてしまう
東京は好きだけど華やかで刺激的で楽しい街だけど

歳を取るにつれ自分らしさがこの街に溶けてなくなっていく気がする

書こう
もう一回しがみつこう
溶け出てた自分の何かをせめてここで止めよう
東京タラレバ娘4巻

KEYのおかげでもう一度脚本家としての自信を取り戻した倫子。
香と小雪から「KEYって、あんたのこと好きなんじゃないの…?」と言われるも、それだけはありえないと言い切る倫子。

じれったい倫子を見て、お節介な香が「倫子があんたと食事に行きたいってー」とKEYに伝えてしまう。KEYからも「いいよ」と返事が。

で、当日食事に行くんだけど…

グフッ…(吐血音)
KEY様正論すぎて…正論すぎて死ぬゥ…。

確かに、3人のファミレスでのやり取りはキモイなーって思った(笑)
自分が誘われる立場なら、「なにこいつらキモッ」って思うし「なにか企んでる…?」って疑っちゃう。誘うなら自分で言って来いよって思うのも無理ないわ。

私も20歳なりたての頃、同じことしてたなぁ…。恋人と喧嘩したとき、すぐ女子会開いて友達に相談して、自分で考えることを放棄して友達の意見鵜呑みにして。バカだったから「だって、〇〇ちゃんもそう言ってたし!」って言ったら

「俺は君と恋愛してるんであって、〇〇ちゃんとしてるわけじゃない。君の意見はどこに言ったの?」って言われたの、今も胸に残ってる。(遠い目)

今でこそ自分で考えて行動できるようになったけど、男性からしたらたまったもんじゃないよね、女友達の発言で言動コロコロ変えられたら(笑)

KEYから「オレはあんたと恋愛できない」と言われ、泣きながら店を飛び出す倫子。
あらら倫子なにやってんのさー…。
っていうか、この流れだとKEYと倫子くっつきそう。あれだけ批判してたド定番ラブコメ展開になっちゃう感じ?なんとなくやだなー。笑

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たっつん
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アラサーサブカル女、たっつんです♪ 映画、漫画、猫が好き。 現在はブロガー・イラストレーター・デザイナーとして活動中。 田舎に住みながらゆるくフリーランスしてます。

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