鳥人間コンテストってこんなかっこよかったの!?(名言、名パイロット)
毎年、夏の楽しみといえば、鳥人間コンテスト!!!
正直、鳥人間コンテスト、今まで見たことなかったんですよ。
だって
絶対地味でしょ。
「頭のいい人達が飛行機作って、飛ばすだけの大会の何がおもろいねん」と。
そんな風に思っていた時期が私にもありました。
けど、あるパイロットを知ってから
鳥人間コンテストめちゃくちゃアツいやん!かっこえ〜〜〜!!!
と、180度考え方が変わりました(笑)
放送前の予習ということで、鳥人間コンテストの歴史やルールから、名パイロット、パイロットの名言など紹介していこうと思いまーす!
鳥人間コンテストのルール
鳥人間コンテストのルールは、至ってシンプル。
プラットホームと呼ばれる離陸場所から、何キロ飛べるか競うだけ。
初めの大会では、滑空機80m飛行で優勝と短い距離だったのが、大会回数を重ねるごとに段々と飛行距離を伸ばしていっています。
そして、1986年8月2日に行われた第10回大会から、滑空機部門と人力プロペラ機部門がそれぞれ新設され、そして現在「人力プロペラ機タイムトライアル部門」も合わせた計3部門になりました。
ちなみに、参加資格は学生だけじゃなく社会人もOKだそうです。
学生だけの競技やと思ってたけど、社会人もOKなんや!知らんかったー!!!
初期のルールはプラットホームをスタート地点に着水距離までを競うというものだけでした。
が、2003年に行われた第27回大会の人力プロペラ機部門で日本大学理工学部のサークルが、今までになかった前人未到の記録を叩き出す異例の年となり、翌年から新しいルールが制定されました!
翌第28回(2004年)からはルールが変更され18kmで折り返しするというルールが制定された。
18kmを超えると大音響のサイレンが鳴り折り返しが可能になる(これにより往復で36kmが最長記録として出せるが、スタートで再度折り返しできるかは不明。第32回(2008年)の大会ではスタートで折り返しを行わず着水した。)
鳥人間コンテスト選手権大会 – Wikipedia
この距離、気になったので調べてみたら…
人力でめっちゃ飛んでるやん
人力プロペラ機部門は年々ルール変更がされるほど、どんどん飛距離を伸ばしている部門で「2015年大会は、初の40kmなるか!?」と期待されています。楽しみ~!!!
追記:2017/08/23
2017年大会で「BIRDMAN HOUSE」が、初の40㎞達成してプラットホーム帰還しました!
では、過去の名パイロット達と名言を紹介をしていきます!
鳥人間コンテストの有名選手と名言
2006年:アナウンサー顔負けの実況フライト 宮内空野/東北大学Windnauts
2006年第30回大会の東北大学Windnauts、宮内空野パイロット。
この人力飛行機を飛ばすには、ギアなしの自転車で坂道をノンストップ2時間漕ぎ続けるくらいの体力が必要だそうです。
絶対無理。私なら2秒で諦める。
鳥人間コンテスト 宮内空野名言
そんな宮内空野さんの名言はこちら。
「横風を受けて多少流されているッ!」
「只今、対地速度27.4キロメーターパーァア!!」
「これがいわゆる、竹生島の引っ張りってやつか…?」
「只今、プラットホームに座標変更!」
「このままの風なら、なんとか帰れるくらいだ」
「今、足がつった!最高につった!!!もはや限界が近づきつつあるッ!」
「カゼ キテクレ オネガイ」
「回転数85!ヤベェ…もはや…なんてことだ…」
「あ〜っ!?そんなところの筋肉がァ!マジで?」
「やれやれ…これでただの人に戻ったよ…」
俳優もびっくりの芝居がかったセリフ。そして、全体に漂うジョジョ感めちゃくちゃすき。笑
恐らく普段の生活で言われたら失笑モノだけど、体力の限界を超えながらのこのセリフは結構ゾクゾクする!
男子が必死になって何か頑張ってる姿はかっこいいんだもん!!!
2011年:レジェンドパイロット!中村拓磨/東北大学Windnauts
鳥人間コンテストの名言=この方ってぐらい有名な方ですね。
中村拓磨さんが出場したこの年は、東北大震災が起こった年でした。
東北大学も被災してしまったそうで、生活が崩壊して恐らく練習なんてまともに出来る状況じゃなかったと思います。
そんな中で完成した人力飛行機。たくさんの人の期待と、街の復興を背負ってのフライト。その熱意は鬼気迫るものを感じさせます。
鳥人間コンテスト 中村拓磨名言
「直進するッ!!!」
「聞こえる?桂!GPSの信号がないッ!」
「対岸が見える…だが、これはダメなんだろう?」
「クソッ…GPSが切れたら、俺は運転も出来ねぇのかよっ…」
「悪いね、ヘボパイロットで!」
「エンジンだけはっ…一流のところを見せてやるぜ…!」
「俺の人生は…晴れ時々大荒れ…いいねっ!いい人生だよっ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
「いぎっ、ぐぁあああ脚がぁああああ!!!」
「あ゛ーー!動けぇえええええ!!!」
「東北大学だろ!ウィンドノーツだろ!!!」
「回れぇえ!!回らんかぁあああああ」
「くそぉおおお…まだまだいっぱい飛びたかった…」
これなんて、碇シンジ???
中二病全開なセリフ回しが、たまらん。笑
この動画、兄に見せたら終始爆笑してて、私も初見は「なにこれwww」って笑いながら見てたけど、最後のほうは熱いものが込み上げて来ちゃって、気づいたら号泣してました…。
きっとこれって、学生の時に本気で何かに取り組んだ思い出があるかないかで、笑うか感動するかで、わかれるんじゃないかなって。
中村さんの必死さ見てたら、がむしゃらになって本気で部活に打ち込んでいた高校生の日々を思い出して、涙でグシャグシャになってしまいました…。
そんな中二病全開な中村さんですが、彼の凄いところは大学卒業後、ジョージア工科大学に所属し、航空宇宙工学を専攻していることです。
「将来の夢:あなたを宇宙に連れて行くことです。」
かっこよすぎかーーー!!!
ちなみに、現在はアメリカでドローン開発に携わっているようで、ヘリの中でプロポーズして、ご結婚して幸せに暮らしているそうです。
中二病も貫き通すと、かっこいいね…!
他にも、1986年に九州大学鳥人間チームで機体制作部だった若田光一さんは、卒業後に宇宙飛行士になり夢を叶えました。
好きなものを突き詰め、夢を叶える人達。鳥人間コンテスト、最高にアツい奴らの戦いだぜ…!
2017年大会 前人未到の40km達成した神回!
- 11年ぶりにレジェンド宮内空野さんがフライト
- そしてまた名言を残す
- 前大会で3位に入賞した、BIRDMAN HOUSEが初のプラットホーム帰還に余裕で成功!
- BIRDMAN HOUSEのパイロット渡邊さんのサクセスストーリーが凄すぎる
2017年大会で優勝したBIRDMAN HOUSEの渡邊さんは、40㎞達成した後も、まだ余裕があった様子で、機体がパイロットに負担をかけない精巧さと緻密さで作られていたことに感動しました!
まとめ
鳥人間コンテストを工学オタク達の大会だと思っていましたが、めちゃくちゃ熱血で面白いコンテンツでした…!!
青春&中二病丸出しな出場者たちから目が離せないんですよねー。毎年個性豊かな選手でてくるので楽しみです。
テレビ放映で見るのは初めてなので、今からめちゃくちゃ楽しみ~!名パイロット誕生に期待!!!
Amazonプライムビデオで、土屋太鳳ちゃん主演の鳥人間コンテストを題材にした映画『トリガール!』も見れます!