マーケティングは会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!
やっほー、たっつん(@tatsuun7)です。
以前、兼業アフィリエイターのバナオレさん(@bana__ore)がおすすめされていたマーケティング本『ドリルを売るには穴を売れ』読みました。
ほとんどマーケティング知識ゼロの状態で読んだんですが
めっちゃわかりやすい~!っていうかやさしい~!
ポイントは3つ!
- ストーリー仕立てで、頭にすっと入ってくる
- 小難しいカタカナ語を極力省いた、初心者でも理解しやすい文章
- 章の最後にまとめがあり、読んだ知識を反復学習しやすい
マーケティングの事前知識がなくても大丈夫なように初心者がわかりやすい構成になっています。ゼロからマーケティングの勉強を始められる一冊ですね。
ブロガーがマーケティングを勉強する入門本としてぴったりや~!
普通に自分の好きなこと書いて、たくさんの人に読まれなくても自由気ままにブログできれば満足!って人はこの本読まなくてもいいです。
でも、
- 少しでもたくさんの人に記事を読んでもらいたい
- Amazonでたくさん売上出したい
- ブログをもっと成長させたい
って思ってる人はぜひ読んでみてください。
『ドリルを売るには穴を売れ』レビュー・感想
本書は、マーケティングを全く知らない新人社員の主人公が、一か月後に閉店するレストランを立て直すまでの物語とリンクしながら、マーケティングの基礎を学ぶことができる初心者向けのマーケティング本です。
『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』と同じく、主人公がゼロの状態から知識を学んでいくので、共感しながら読み進めることができます。
モノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書です。
タイトルの「ドリルを売るには穴を売れ」とは、マーケティング業界でよく言われる言葉で、「商品を売るには、顧客にとっての『価値』から考えよ」という意味です。
本書では「価値」を切り口にして、売り方の基本を「あなたは何を売っているのか(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなたの商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届けるのか(4P)」という流れに沿って解説していきます。
また解説と平行して、新人マーケッターが閉店寸前のレストランを復活させるサブストーリーも展開されているので、物語として楽しんで読んでいくうちに、解説の内容がしっかり実感できるようになっています。
『ドリルを売るには穴を売れ』‐Amazon
一から勉強できる本なんですが、あの…その前に…
…そもそもマーケティングってなんなの?
いや、マジで。カタカナとかほんと弱いから。
ということで、ググってみた。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
マーケティング – Wikipedia
なるほど、わからん。
なんかもう一行目から読むのやめたんだけど?ウィキでさえ難しすぎ泣いた。
本書の冒頭、野菜ジュースを例にマーケティングとはなんぞやを簡潔に教えてくれます。
最近、野菜不足だなーって思った時、どーする?
えー、とりあえずコンビニで野菜ジュース買うかなあ
スーパーで野菜を購入して料理で摂取するという方法もあるのに、私は手っ取り早く栄養を得られそうな野菜ジュースを選んだ。
この時点で野菜ジュースメーカーが打ち出したマーケティングが成立しているわけです。
アラサーの忙しい女性は野菜不足を補えているのか?どうしたらこの商品を手に取りたいと思うのか?もしもジュースを買うとしたらどこで買う?アラサー女性がターゲットだとしたらパッケージデザインはどうする?価格帯はいくら?
狙った層に商品を手に取らせるための戦略。これこそがマーケティング。
マーケティングと聞くと小難しそうだなーと敬遠してしまいがちですが、私たちが買い物に行って商品を選ぶこの瞬間にも企業の仕掛けたマーケティングに参加していると考えたら、説明文章で読むよりも身近なものとして興味を持つことができると思います。
私が買う!と意思決定をして物やお店などにお金を使うとき、誰かのマーケティングが成功したってことなんだ。
この本のタイトルになっている「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉にマーケティングの本質が全て集約されています。
売り物はドリルそのもの、だけどお客様が本当に求めているのは、穴がすぐにラクに掘れて時間にゆとりができるという価値。
つまり「その商品そのものではなく、商品を購入することで得られる価値に注目しろ」ということ。
で、ここでふと思う。
マーケティングはわかったけど、これブロガーが読む必要あるの…?
今はWEBマーケティングという言葉があるぐらいで、一見関係ないと思うブログでもマーケティングの知識を生かすことができます。
ブロガーなんて数え切れないほどたくさんいるので、その大多数のブロガーの中から自分の記事を読んでもらおうと思ったら、読者に対して何かしらの価値を提供しなければいけないわけです。
それは、文章の丁寧さ、面白さ、読みやすさ、情報の精巧さなど様々…。
「どうやったら、自分の記事を読んでもらえるようになるか?」
「同じ商品を紹介するにしても、他のブロガーとどのように区別化をするのか」
「あのブロガーはどうして、人気があるのか?」
と考えるのも、マーケティングです。
だから、ブロガーこそマーケティングを学ぶべきなんですよね。
全て役立つ知識ばかりですが、中でも役立ったのが、
- 第二章「誰があなたの商品を買うのか?」セグメンテーションとターゲットについて
- 第三章「あなたの商品でなければならない理由をつくる」差別化
あたりかな~。おぉ、新しい切り口が見つかった!って感じ。
ブロガーとしてグンと成長するきっかけになる本だと思います。
この機会に、ゼロからマーケティング学んでみませんか?
まとめ
以上、『ドリルを売るには穴を売れ』レビュー・感想でした。
- セルフブランディングして、他のブロガーと区別化したい!
- 個性出したいんだけどやり方がわからない…。
- ブログで紹介したものを、もっと売れるようになりたい!
って人はこの本で勉強してみてください。
きっとブログを成長させるヒントがたくさん見つかると思います。
やっぱ、ブロガーはベネフィットを常に意識しなアカンよな~!
ちょっと勉強したからって知ったかぶりがすごい